AWS KMSの秘密鍵作成手順(macOS向け)

変更日 月, 19 8月 で 5:41 午後

1. AWS CLIのインストール

1)  macOS pkg ファイルをダウンロード


2) ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、インストーラを起動


3)  画面の指示に従って、AWS CLIをインストール



2. AWS CLI操作用のAWSユーザー作成


本手順は、AWSマネジメントコンソールで操作します。


① AWS マネジメントコンソールのIAMの画面で、「Users」を選択し、「Create users」をクリック

② 「User name」に任意の名前を入力し、「Select AWS credential type」の「Access key - Programmatic access」にチェックを入れ、「Next: Permissions」をクリック

③ 「Attach existing policies directly」を選択し、AWSKeyManagementServicePowerUserという名前ポリシーにチェックを入れ、「Next: Tags」をクリック


④ 「Next: Review」をクリック



⑤「Create user」をクリック


⑥ 作成したIAM ユーザーのAccess Key ID と Secret access key が表示されるため、メモを控える

この画面を閉じると Secret access keyは二度と確認できなくなるため、忘れずに情報を控えてください



3. AWS CLIの設定


① AWS CLIの認証用の設定ファイル作成

ターミナルで下記のコマンドを実行。(実行するとAWS CLIの認証用の設定ファイルが作成されます。)


aws configure



コマンド実行時に設定する値は下記の通りです。
- AWS Access Key ID:手順「2.AWS CLI操作用のAWSユーザー作成」にて控えたもの
- AWS Secret Access Key:手順「2. AWS CLI操作用のAWSユーザー作成」にて控えたもの
- Default region name:任意のregionで問題ないが、特に指定がない場合は「ap-northeast-1」を設定*
- Default output format :未入力で問題なし


*AWS KMS管理コンソールとregion設定が一致していることをご確認ください!
管理コンソール右上のプルダウンメニューで確認ができます。





②AWS CLIの認証用ファイルの適用


ターミナルで下記コマンドを実行。(実行すると、上記①で作成した認証用ファイルがAWS CLIに反映されます。)


export AWS_REGION=YOUR_REGION

export AWS_PROFILE=YOUR_PROFILE


ex.) YOUR_REGION: ap-northeast-1
ex.) YOUR_PROFILE: default

4. nsuite-kmscliのダウンロードと設定


① nsuite-kmscliのGithubリポジトリにアクセス


https://github.com/doublejumptokyo/nsuite-kmscli


②最新のリリースバージョンをクリック



③ 「nsuite-kmscli-macOS.tar.gz」をクリックし、実行ファイルをダウンロード



③ ダウンロードしたnsuite-kmscliの実行ファイルを任意のディレクトリに格納


ダウンロードした、「nsuite-kmscli-macOS.tar.gz」を解凍し、ファイル「nsuite-kmscli」を任意のディレクトリに格納


④ ファイルへの権限付与 ターミナルで、「nsuite-kmscli」を格納したディレクトリに移動し、下記のコマンドを実行



chmod 777 nsuite-kmscli



5. 秘密鍵の作成


すでにN Suiteを使っていて、秘密鍵を追加作成されたいカスタマーは前述の1-4のステップは行わず、こちらのステップから始めてください。



Step 1: ターミナルを開く

  • Finderから「アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル」を開きます。または、Spotlight検索で「ターミナル」と入力し、ターミナルを選択します


Step 2: 「nsuite-kmscli」が格納されているディレクトリに移動

  • ターミナルが開いたら、以下のコマンドを入力して「nsuite-kmscli」が格納されているフォルダに移動します
  • 例)「ダウンロード」フォルダに格納されている場合:
cd ~/Downloads

  • このコマンドで、ユーザーのホームフォルダの中にある「Downloads」フォルダに移動します


Step 3: 「nsuite-kmscli」を確認

  • lsコマンドを使ってフォルダ内のファイルを確認します:


is
  • 「nsuite-kmscli」というファイルがリストに表示されれば、そのフォルダに正しく移動できています


Step 4: 秘密鍵の作成

  • 下記のコマンドを実行(コマンドが正常に実行されるとAWS KMSに秘密鍵が作成されます)


./nsuite-kmscli new


Step 5: ファイルの認証

  • コマンドを実行して、下記のポップアップが表示された場合は「キャンセル」をクリックして「ファイルの認証手順」を行った後、コマンドを再実行してください


  • Finderで右クリックし、表示されるメニューから「開く」をクリック




  • 表示されるポップアップで「開く」をクリック

Step 6: 作成した秘密鍵の確認

  • 下記のコマンドを実行すると、AWS KMSに作成した秘密鍵に対応するアドレスが一覧で表示され、秘密鍵が作成されたことを確認できます。(秘密鍵自体は表示されません。)

./nsuite-kmscli list



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